IT 技術だけでなく組織の上下内外のコミュニケーションなども含んだ、形のない「ソフトウェア」に関する、どう解決してよいものやら、どこに相談して良いものやらもわからない、あるいは、とても問題を解決できる会社があるとは思えないような事案の問題解決サービスです。

私達は
・ 高度な読み書き能力と、これまでの豊富な経験に基づく知識と「勘」を駆使しての調査・推測
・ 利害が相反する場合もある全関係者の損失を最小化しつつゴールに向かうための調整・説得
・ IT 技術全般に関する高い生産性
を強みとしており、次のような事案に対応して参りました:

■ 開発会社がなくなり、担当技術者とも連絡が取れなくなり、開発ドキュメントも断片的な形でしか残っていないクライアント・サーバ型業務システムのサーバがエラーを起こし始めた！
→ 少ない手掛かりをもとに仕様・設定を解析するところから始めて、蓄えられた過去データを生かしつつも主要機能の使い勝手を損なわずに新機能を追加した Web ベースの新システムを構築して移行するところまでを約 3ヶ月で完了しました。

■ エンドユーザへの納品まで 1ヶ月しかないが、OPOS 規格準拠レジと特注品のベルトコンベア式 IC タグリーダとの接続部分がまったく完成していない！
→ レジとタグリーダそれぞれの開発業者を相手に機器制御手順・データ通信プロトコルを策定し、OPOS 規格を理解するところから始めて、機器制御・データ伝送を行うデバイスドライバを開発し、現地調整・納品までを予定通りの 1ヶ月で完了しました。

■ SIer に発注したシステム開発プロジェクトがまだ完成していないのに、途中の仕様追加・変更を理由に多額の費用追加の要請が来た！
→ 提案資料とプロジェクト開始以来の双方のやり取りを丹念に追い、SIer のリスク過大評価や初期提案の範囲に含まれるべき余計な部分を削減し、発注者側の無自覚な仕様追加も提案範囲外であれば明確に追加と認定し、これまでの開発実績データを援用して双方の納得できる費用精算案を取りまとめてプロジェクトを再開。その後もプロジェクトの進捗チェックに関与し、プロジェクトは無事完了して稼動にこぎつけました。

■ SIer に発注したシステム開発が完成したとはいうもののまったく使えないものとなっている。費用を取り返したい！
→ 複数事例を手掛けています。IT 技術に強い弁護士と組み、技術アドバイザという形で訴訟に関与し、開発プロジェクトの膨大な成果物から妥当性を欠く開発プロセスや成果物を洗い出して SIer 側の問題点を立証し、和解によって開発費用を大きく取り返すことに成功しています。

■ 会社内部のコミュニケーション不良が原因で雰囲気が悪く、生産性の阻害要因になっている！
→ 小～中規模企業において、海外の現地従業員対応（英語）も含む複数事例を手掛けています。組織のメンバーと一体化して対象業務を深く理解してから全員の個別インタビューを通じて個々の問題意識や不満点を洗い出し、IT 技術を援用することもありますが多くの場合かなり泥臭く相互の意思疎通を支援しながら相互理解・社内ルール・コミュニケーションスタイルの改善に成功しています。

■ バージョンアップも途絶えてしまった古い開発言語で作成されたプログラムを次期 OS でもメンテナンスできる形にしたい！
→ 古いソースコードを解析し、お客様ご希望の（今後ともメンテナンスが継続される）全く異なる開発言語に移植しました。

■ 新ブランドのクルマの取り扱い開始までわずか 1ヶ月なのに、自動車ローン管理システムが用意されていない！
→ 要件定義から実装・納品までを予定通りの 1ヶ月で完了しました。

■ 分社化に伴い、誰も全貌を理解していない巨大な自社製 AS/400 システムの必要な部分だけをできるだけ早くクラウド環境に持って行って運用しなければならない！
→ システム環境の分析・クラウド環境の理解から始め、通信・バックアップ・システム管理といったハード寄りの機能をクラウド環境に合わせて修正し、週末一回の切り替えで必要なデータをすべて移行する計画を立てて実行し、その後元の環境に切り戻すことなく事後のトラブル対応の収束までを 4ヶ月で完了しました。